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KPTとは?振り返りに役立つフレームワークを解説

2025.09.07
KPTとは?振り返りに役立つフレームワークを解説

この記事はこんな人におすすめ


記事の概要

KPT(ケーピーティー、ケプト) とは、プロジェクトや業務を振り返る際に使われるシンプルなフレームワークです。

アジャイル開発の現場やビジネス研修で広く使われており、日本企業でもふりかえりの代表的手法として普及しています。


この記事を読むと変わること(Before / After)

BeforeAfter
振り返りが「感想会」で終わっていた行動につながる具体的な改善点が出せる
成功体験を共有できていないKeepでチームの強みを再確認できる
課題を繰り返していたProblemとTryで改善サイクルを回せる

KPTとは?(定義)

KPTとは、Keep・Problem・Tryの3つの観点から業務やプロジェクトを振り返り、改善につなげる手法です。


KPTの起源


KPTのメリット・デメリット

項目メリットデメリット
シンプルさ3区分なので誰でも取り組める抽象的な議論で終わる可能性
効率性短時間でふりかえりができる課題の深掘りには限界がある
行動力Tryで次回アクションが明確化Keepが形骸化するとマンネリ化

個人の経験でいうと、Keepよりも、Problemの洗い出し数が多くなりがちです。
悪いところだけではなく、良い点もしっかり確認することが重要です。

KPTの活用事例

チームの振り返り

個人の学習

プロジェクト管理


KPTの実践ステップ

  1. 振り返りの場を設定する(週次・月次など)
  2. ホワイトボードやオンラインツール(Miro, MURAL, Notionなど)を用意
  3. Keep・Problem・Tryの3つに分けて書き出す
  4. グループで共有し、Tryの優先順位を決定
  5. 次回のアクションに反映

KPT実践のコツ

  1. 時間を区切る
    • ダラダラ続けると形骸化するので、短時間(15〜30分)で区切るのがおすすめ。
    • 「Keep 5分」「Problem 10分」「Try 10分」といった時間配分を決めると効率的。
  2. Tryは必ずアクション化する
    • 「次は気をつける」では抽象的すぎる。
    • 「次回の会議は30分以内で終える」など、行動レベルに落とし込むことが重要。
    • 〜する」と動詞の形に落とし込むと良いです。
  3. Keepを軽視しない
    • 改善点(ProblemやTry)に偏りがちだが、成功要因(Keep)を認識することもチームのモチベーションにつながる。
  4. 発言しやすい雰囲気をつくる
    • ネガティブな指摘がしやすいよう、心理的安全性を確保する。
    • 「人ではなく仕組みやプロセス」に焦点を当てると健全な議論ができる。
  5. ツールを活用する
    • オンラインなら Miro、MURAL、Jamboard、Notion、オフラインなら付箋やホワイトボードを使うとスムーズ。
    • 記録を残すことで、次回のTryの検証につながる。

KPTのテンプレート

Miroで用意してあるテンプレートを利用しましょう。

https://miro.com/miroverse/kpt-japanese

よくある質問(FAQ)

Q1. PDCAとどう違う?
→ PDCAは改善サイクル全体を回す枠組み、KPTはその中の「Check(振り返り)」に特化した手法です。

Q2. どのくらいの頻度でやるべき?
→ チームではスプリントごと(1〜2週間)や月次で行うのが効果的。個人なら週次レビューに取り入れやすいです。

Q3. 大人数でも使える?
→ はい。付箋やオンラインツールを使うことで、大人数でも意見を集約できます。


まとめ

おすすめ書籍

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