Framework

売上を、追いかけるのをやめるという選択。

川は、流れを整えれば、自然と海へたどり着く。
ビジネスも同じです。

売上は、追いかけるものではなく、
整えた流れの末に自然と生まれるものです。

観省庵式「流域経営」フレームワークは、外部環境の観察から始まり、顧客との関係性を育み、愛着が循環を生む——その8段階を体系化した思想です。

「なぜ施策を打っても売上が上がらないのか」「なぜ顧客が離れるのか」。その答えは、多くの場合、流れのどこかが詰まっていることにあります。

流域の8段階

上流から下流へ、流れを整えることで売上が自然に循環する

01
上流
上流を観る

外部環境

市場・競合・社会・技術など「外の流れ」を観察する。時代の向かう先を見極めることが、流れの出発点。

? 競合他社と同じことをしているのに、なぜ差がつかないのか?
02
上流
源を磨く

内部資源

自社の強み・資源・文化など「内なる源泉」を磨く。外の流れに合わせて、内側から水を湧かせる。

? 自分たちの強みを、言葉にできているか?
03
中流
相手を知る

顧客理解

顧客の課題・欲求・価値観を深く理解する。表層のニーズではなく、言葉にされていない本音を掴む。

? 顧客の「困り事」ではなく「本音」を知っているか?
04
中流
橋をかける

関係性設計

信頼関係を築くための接点やコミュニケーションを設計する。売り込む前に、橋をかける。

? 顧客に「また話したい」と思われているか?
05
中流
良い体験をつくる

体験設計

顧客にとって価値ある体験を共創する。期待を超えた瞬間が、記憶に残り、次の行動につながる。

? 自社のサービスを体験した顧客が、誰かに話したくなるか?
06
下流
一歩を促す

行動変化

体験を通じて顧客の行動や思考が変わっていく。「自然に動きたくなる」導線を整える。

? 顧客が「次のステップ」に迷わず進めるか?
07
下流
好きになる

愛着形成

継続的な満足と共感が愛着と信頼を育てる。ブランドへの愛着は、一度の体験では生まれない。

? 顧客は「なんとなく使っている」か、「好きで使っている」か?
08
循環
流れが循環する

売上循環

愛着が再訪・紹介を生み、売上が自然に循環していく。この段階で初めて、売上は「追わなくていいもの」になる。

? 顧客が「紹介したい」と思う理由が、言語化できているか?

流域を整える5つの心構え

  1. 長期的な視点を持ち、焦らない
  2. 小さな改善を積み重ねる
  3. 顧客と共に育てる姿勢を持つ
  4. 自然な流れを信じ、無理に押さない
  5. 循環から学び、次の流れを創る

流れが整うと起きること

  • 売上が安定し、予測しやすくなる
  • 顧客から「紹介したい」と言われるようになる
  • 施策の「なぜ」が明確になる
  • チームが同じ方向を向ける
  • 社会への良い影響が副産物として生まれる

流れが循環するとき

売上・
価値の創出
外部環境の観察
関係性・体験の設計
愛着形成・再訪・紹介
内部資源・顧客理解

流域事例

流域フレームワークで整理した実践事例です

Case 01

花王:「見せる広告」から「見たいエンタメ」へ、そして「商品説明」から「体験の設計」へと昇華

国内日用品・トイレタリー業界
3. 顧客理解 4. 関係性設計 5. 体験設計 6. 行動変化
課題
TVCMが届きにくい若年層へのアプローチと、SNSで話題にしにくい「掃除」というテーマの活性化
取組み
・広告とは異なるアプローチとして、熱狂的なコミュニティを持つゲーム実況に着目した本格的な3Dホラーゲームを提案
・Unityと3DCGで開発したゲーム内では、掃除行為そのものがゲーム進行と完全に一体化し、製品のリアルな使用感やスプレー音も忠実に再現
・Steamでの無料配信と、実況配信を許諾不要とすることで拡散性の最大化を目指した
成果
公開初日にはXでトレンド1位、LINE NEWSでも1位を獲得。Steam 無料ゲームランキング1位を獲得、チャンネル登録者数百万人以上のメガインフルエンサーがオーガニックに続々と実況。推定数千万人の視聴者にリーチして、若年層を中心に「掃除といえば花王」の想起が高まる
記事の引用元はWhateverさん事例ページより。従来の方法から逃れて、TV、CMで捉えにくい若者との接点を作り見事エンタメへ昇華した事例です。
https://whatever.co/ja/work/silent-cleaning/
Case 02

【カリモク家具】修理事業を本格展開へ LTV向上で満足度アップ

家具業界 カリモクグループ全体の売上高は年間約220億円〜270億円規模
1. 外部環境 4. 関係性設計 7. 愛着形成
課題
・コロナの感染拡大が2020年上旬に始まり、在宅ワークが定着化
・同時に、仕事と普段の生活を両立しようと、住空間の見直しが進み、ソファなどインテリア商品を新たに購入するニーズが伸びた。
・SDGsに対する意識の高まりも市場を広げている
取組み
・修理の問い合わせから、納品までの長い期間、顧客とコミュニケーションを図っている。
・オンラインで問い合わせ対応ができるように、無料見積もりページなどを設けるなど簡素化
成果
・完成後の引き渡し時に喜ばれ、他の家具の修理も依頼する「優良顧客」になるケースが多い
2011年記事【インテリアEC特集】広がる家具のリペア市場 SDGsが追い風、LTV向上に寄与より
https://netkeizai.com/articles/detail/7239/2/1/1
私も販売、買取、中古を一貫して行う会社様を長年支援させていただきましたが、それぞれが循環しています
リペア産業は、環境やエコの波を捉えていくことで商機をものにできるでしょう。
参考:顧客理解の参考記事
https://consult.nikkeibp.co.jp/ccl/atcl/20161107_3/

観省庵に相談できること

01

流域のどこが詰まっているか診断する

GA4・顧客データ・現場感覚を組み合わせ、流れの詰まりを見つけます。

02

施策の優先順位を整理する

やることが多すぎて手が止まっている。何から始めるべきかを一緒に整理します。

03

顧客理解・コンテンツ設計を支援する

「誰のためのメッセージか」が曖昧なまま発信し続けることをやめるために。

04

データを読み解き、次の一手を見つける

GA4・CRM・売上データを、現場のアクションにつながる言葉に変換します。

観て、省みて、流れを整え、共に育つ。
それが観省庵式「流域経営」の本質です。

まずは、あなたの流れを聞かせてください。

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