マーケティング

市場規模を推察するTAM・SAM・SOMとは?

2025.09.05  ·  更新: 2025.09.06
市場規模を推察するTAM・SAM・SOMとは?

この記事はこんな人におすすめ


記事の概要

TAM・SAM・SOM は、新規事業やプロダクトの 市場規模(Market Size) を評価するためのフレームワークです。

投資家へのプレゼンや経営戦略において、「市場ポテンシャル」と「現実的な売上予測」を区別して説明できるため、スタートアップ界隈では必須のフレームワークとなっています。


この記事を読むと変わること(Before / After)

BeforeAfter
TAM・SAM・SOMの違いが曖昧3つの指標を使い分けて説明できる
市場規模を感覚で語っていた根拠ある数字で投資家や上司に説明できる
売上予測が楽観的すぎる現実的な市場シェアを見積もれる

TAM・SAM・SOMとは?(定義)

1. TAM(Total Addressable Market)


2. SAM(Serviceable Available Market)


3. SOM(Serviceable Obtainable Market)


TAM・SAM・SOMの違いを整理

指標定義スコープ
TAM理論上の総市場規模業界全体/世界全体世界のフードデリバリー市場10兆円
SAM提供可能市場規模自社サービスが狙える範囲日本国内首都圏1兆円
SOM獲得可能市場規模実際に取れるシェア首都圏シェア10%=1,000億円

TAM > SAM > SOM の順で絞り込み、投資家や上層部に説明するのが基本。


活用事例

スタートアップ(モビリティサービス)

IT SaaSサービス


TAM・SAM・SOMの算出方法

  1. トップダウンアプローチ
    • 調査会社のレポートや統計データをもとに推計
    • 信頼性は高いが、自社への当てはめが抽象的になりやすい
  2. ボトムアップアプローチ
    • 自社の価格 × 顧客数 × シェア率 で積み上げ
    • 実務に近く、投資家に説得力がある

両方を組み合わせて説明するのが理想的です。


よくある質問(FAQ)

Q1. TAMが大きければ投資家は安心しますか?
→ TAMが大きいことは魅力ですが、SAMやSOMが現実的であることが重要です。

Q2. SOMはどうやって決める?
→ 競合のシェア、自社の営業力・広告予算、導入ハードルなどを加味して「現実的に取り得る数字」を設定します。

Q3. 中小企業にも必要?
→ はい。新規事業計画や融資申請において「市場規模の根拠」を説明する際に役立ちます。


まとめ

決算等でTAM、SAM、SOMを利用している会社の参考例も見てみましょう。

https://corp.freee.co.jp/ir/factbook_ja.pdf

参考文献

TAM、SAM、SOM (AmazonAds)

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