記事のメモを記載します。
業務日誌をつけるべき理由
業務日誌をつけるべき理由として、特に次の4点が挙げられる――
(1)焦点が明らかになる
2)忍耐力が向上する
(3)計画性が向上する
(4)個人的成長が促される
心理学的エビデンス
- トラウマやストレス体験を文章化することで、免疫機能の向上や心身の健康促進効果があると、心理学者ジェームズ・ペネベイカーらの研究から実証されてる
- 学生や失職者を対象とした調査では、文章化により「大学生活への適応力」「主観的幸福感」「再就職のスピード」がいずれも向上することがわかっている
職場での実証:知識労働者への調査
- 200名超の知識労働者に対し、複雑なプロジェクト期間中に毎日日誌を提出してもらったところ日記記述によってプロジェクト遂行中の思考整理や自己理解に「思いがけない気づき」が得られたという結果が報告されている
※この調査では、「小さな進捗」や「日々の気づき」が仕事へのモチベーションやパフォーマンスにポジティブな影響を及ぼすことも示唆され、HBR2011年5月号や著書『The Progress Principle』でも取り上げられている。
まとめ:日記のメリット
効果 | 内容 |
---|---|
健康面 | ストレス緩和、免疫強化 |
心理面 | 自己理解と幸福感の向上 |
職業面 | 思考整理・仕事効率・プロジェクト成果の向上、思わぬ学び |
結論:毎日10分の内省的日記は、心身の健康だけでなく、仕事の成果と個人の成長を同時に促進する強力なツールとなり得ます。
観省庵式日記活用のヒント
- 継続性を意識:毎日10分、決まった時間に書く習慣化が重要。
- まずは1分書くことから始める。
- 次に3分書くことから始める
- 次に5分と書くことに向き合う
- 書き方は自由でOK:
- ポジティブなこと、困難だったこと、気づきや感情など、自分が感じたままに。
- 私の場合は、Being(在り方)、Being(やること)、感情の起伏
- 感情の起伏を追求すると自分の特徴がわかる
- 定期的に振り返りをする:
- 週次や月次で読み返すと、自分の成長やパターンが見える化され、さらに効果的
参考記事

毎日10分の日記をつければ、人は成長する | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
日記をつける目的のひとつは、自分の生きた証を残すことだろう。しかしこの習慣には、ほかにも多くのメリットがあるという。日記がいかに仕事のパフォーマンスを向上させ、心理的・身体的なメリットをもたらすか、…
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