どの分野においても資源の可視化は大切です。なぜなら、可視化することで分配比率を変えようという意欲が湧いてくるからです。
今回は人生においての1日、1週間、1ヶ月の時間を可視化してみました。
Geminiと対話した結果をシェアいたします。
そもそも1日24時間か?という問いなども重要ではありますが、今回は24時間として設定。
理論上の計算となります。
時間の割り当ては、人生のユニークさの根源とまでいえるかもしれません。
人生における時間資源の割り当て概算
◆総時間資源の計算
1日あたりの総時間: 24時間
1週間あたりの総時間: 24時間/日×7日/週=168時間/週
◆1ヶ月あたりの総時間
28日の月の場合:
24時間/日×28日=672時間
29日の月の場合:
24時間/日×29日=696時間
30日の月の場合:
24時間/日×30日=720時間
31日の月の場合:
24時間/日×31日=744時間
※1ヶ月あたりの総時間は、その月の日数によって変動します。
ちなみに、31日がない月は
2月、4月、6月、9月、11月。
31日のない月の暗記の仕方は:にしむくさむらい(士(さむらい)(←の感じを十と一と書くことから。))と受験勉強時代にインプットしました。未だに使っている知識です。お持ち帰りください。
31日と29日では、時間が大きく異なるのが改めて可視化されましたね。
サラリーマンとしての時間計算(一般的な想定)
ここでは、一般的なサラリーマンの1週間を想定して計算します。
睡眠時間: 8時間/日 × 7日/週 = 56時間/週
勤務時間:平日5日勤務
勤務時間: 8時間/日
休憩時間: 1時間/日 (勤務時間外として計算)
実質的な勤務時間: 8時間/日 × 5日/週 = 40時間/週
通勤時間:
往復1.5時間/日 (片道45分想定)
1.5時間/日 × 5日/週 = 7.5時間/週
食事時間: 2時間/日 × 7日/週 = 14時間/週
身支度・家事・入浴など(身の回りの世話): 2時間/日 × 7日/週 = 14時間/週
自由時間: 上記以外の時間
意外と自由時間は限られてきそうです。次で考えてみます。
時間資源整理表(1週間あたり)
時間のカテゴリー | サラリーマンの場合 | 備考 |
総時間 | 168時間 | 24時間 × 7日 |
睡眠時間 | 56時間 | 8時間/日 × 7日 |
勤務関連時間 | ||
└ 実質的な勤務時間 | 40時間 | 8時間/日 × 5日 |
└ 通勤時間 | 7.5時間 | 1.5時間/日 × 5日 |
生活必須時間 | ||
└ 食事時間 | 14時間 | 2時間/日 × 7日 |
└ 身支度・家事・入浴など | 14時間 | 2時間/日 × 7日 (個人差が大きい) |
自由時間 | 36.5時間 | 168 – (56 + 40 + 7.5 + 14 + 14) = 36.5時間 |
睡眠時間や通勤時間が長いので、もう少し人によっては自由時間の総量が増えそうです。しかし、1週間で36.5時間・・案外少ない気がします。
人によっては睡眠時間を調整し、4時間にして配分する人もいそうです。ただし、多くの研究結果で睡眠時間は6時間〜8時間推奨されています。寝不足は、生産性を低くするので気をつけたいです。
Amazonの創業者ジェフベゾスは毎日8時間確保しているそうです。TOP経営者など判断をする人は睡眠こそが認知資源の回復につながりますので重要です。
参考:毎日8時間寝るベゾスの告白と脳疲労を取る睡眠法
話はそれますが、こんな状況で、政治や社会のことを考える時間って圧倒的に少ないですよね。同じく本(読書)についても同様です。
読書については下記の本で分析されています。
なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) 三宅夏帆
そもそも、政治や社会のことを考えても、給料が増えるわけではないので、実務のスキルアップに時間を注ぐわけです。(私自身もそうでした。。
自由時間の内訳と補足
自由時間36.5時間の内訳:
平日の自由時間: (24時間 – 8時間(睡眠) – 8時間(勤務) – 1.5時間(通勤) – 1時間(休憩) – 2時間(食事) – 2時間(身支度・家事)) × 5日 = 1.5時間/日×5日=7.5時間
休日の自由時間: (24時間 – 8時間(睡眠) – 2時間(食事) – 2時間(身支度・家事)) × 2日 = 12時間/日×2日=24時間
休憩時間 (勤務時間内の1時間/日 × 5日 = 5時間) を自由時間に含める場合は、
合計が 7.5+24+5=36.5時間 となります。
個人差: 上記の数字はあくまで一般的な例であり、個人の生活習慣、通勤時間、職務内容、家族構成などによって大きく変動します。自分にあわせて可視化してみるのは面白いです。
他にも考慮すべきは、下記でしょうか。
量の視点でいうと、そのほか見えない時間が定期で発生します。
見えない時間: 突発的な残業、付き合い、病気や体調不良による時間ロス、意思決定に費やす時間など、表には現れない「見えない時間」も存在します。
次に、量だけではなく質の観点も考慮が必要そうです。
時間の質: 同じ「自由時間」でも、疲労困憊で何もできない時間と、活発に活動できる時間ではその質が大きく異なります。睡眠時間が確保できていないと質に悪影響を及ぼします。
時間資源の考え方
フリーランスとして独立された人にとっては、(いや、サラリーマンの方にとってもかもしれませんが)特に「自由時間」の配分が最も重要になってきます。サラリーマンのように勤務時間が固定されていないため、以下の点を考慮し、意図的に時間を割り振る必要があります。
私はサラリーマン時代、勤務時間の割り当てに関しては、タイムブロック法を使ってました。
現在、割り当てを考慮中です。
・営業・マーケティング時間: 案件獲得のための活動(メディア更新、提案書作成、交流会参加など)に時間を割く。
・学習・スキルアップ時間: 常に変化するデジタルマーケティングの知識を更新するための学習時間。
・事務・経理時間: 請求書作成、経費精算、確定申告準備など。
・休息・リフレッシュ時間: 燃え尽き症候群にならないためにも、意識的に休息を取る時間。
人生における時間資源を意識することで、より効果的な時間の使い方、そして仕事とプライベートのバランスを見直すきっかけになりますと幸いです。
人生を変える3つの方法
私が卒業したビジネスブレークスルー大学(BBT大学)の創設者大前研一(元マッキンゼー日本支社長)さんの言葉(名言)を紹介します。
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人生を変える方法は3つしかない。
・時間の使い方を変える
・住む場所を変える
・付き合う人を変える
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これは非常に意識しています。それぞれの変数を変えた結果、変数の組み合わせが重要だと今では感じています。
私の経験談ですが、リモート勤務で住む場所を変えた際は、1日のペースはあまり変わらなかったのです。どこでも仕事はできますが、同じクライアント、同じ仕事仲間と行っているので、勤務時間の変化は感じずでした。一方で自由時間は変わりましたがインパクトはなかったと感じます。
人生を劇的に変える必要はないかもしれませんが、何かを望んでいる人は、時間資源の配分について考えてみてください。意外と使える自由な時間は限られていることに気づきます。
一方で、生産的になりすぎてもギスギスするので戦略的な余白時間は重要です。
このバランスが難しいですね。。。
また、これは私個人の経験ですが、上記3つの法則に「お金の使い方を変える」も付け加えています。
観省庵式人生を変える4つの方法
・時間の使い方を変える
・住む場所を変える
・付き合う人を変える
・お金の使い方を変える
下記が効果のあった推奨アクションです。
・雑費から投資へするために書籍を買う
・趣味へ使う
・寄付へ使う
・親孝行へ使う
自己満足かもしれませんが、あなたにとっての人生を豊かにする使い方になるかもしれません。
金は天下の回り物ですので、どこからまた巡ってきます。
また、今回の記事では触れていませんが、仮の寿命から逆算して、
・人生の総時間を割り出す
・残りの時間を意識して行動要因を打ち出す
という方法もあります。これもAIを使えば試算はすぐにできます。
ただ、命って限りあるもので明日死ぬ可能性があるので、今日1日をいかに楽しむのかを考えるのが最終的には大事だったりするのですよね。未来も生きる前提の計画と明日死ぬ前提の計画だと、人生の時間配分の優先順位は変わってきますよね。・・・この話は長くなるのでまたの機会に。
個人の方でChatGPTやGeminiを使って、あなたの現状の時間資源可視化と分析を一緒にやってみたい方はお問い合わせをいただければと思います。勤務時間にあわせて平日19時以降で調整させていただきます。(もちろん朝や昼でも構いません。)
↓↓↓ SNS経由の連絡でも構いません。
今日から使える問いかけ
- あなたの可処分時間(自由時間)はどのくらいありますか?
- それを価値観と照らし合わせてうまく使えると思いますか?
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