コンサルティング業務でかなり助けられたGyazoのご紹介です。入社後、資料を作成する際にWindowsパソコンでデフォルトのスクリンショットを使っていましたが、URLで保存されていないので共有に大分時間を要しておりました。これでは仕事にならないと思いGyazoを使って、スクショ&共有作業の効率化を図りました。
Gyazoとは
Gyazo(ギャゾ)は、PCやスマートフォンの画面をワンクリックでキャプチャし、即座にオンラインで共有できるスクリーンショットサービスです。キャプチャ後は自動でクラウドにアップロードされ、専用URLが生成されるため、メールやチャットに画像を直接添付する手間を省けます。2009年にNota Inc.によって開発され、現在では世界中の開発者・デザイナー・マーケターに愛用されている定番ツールとなっています。
Gyazoの主な特徴
- ワンクリックでキャプチャ&共有
範囲をドラッグして選択するだけでスクリーンショットを撮影。リンクが自動生成され、クリップボードにコピーされるため、そのまま貼り付けて共有できます。 - クラウド保存と履歴機能
アカウントにログインすれば、過去のキャプチャ履歴をブラウザ上から簡単に確認できます。Pro版なら無制限で履歴が残ります。 - 動画・GIFキャプチャ対応
Gyazo VideoやGyazo GIFを使うと、短時間の画面録画も可能。操作手順を動画で共有できるのは大きなメリットです。 - マルチデバイス対応
Windows・Macはもちろん、スマホアプリ(iOS・Android)でも利用できます。
どの媒体から見てもこれまで、キャプチャした画像などが見れるのは本当に便利です。
Gyazoの使い方(初心者向け手順)
- Gyazoをインストール
公式サイトからPC版またはスマホアプリをダウンロードします。 - スクリーンショットを撮影
起動後、キャプチャ範囲をマウスで指定すると自動でクラウドにアップロードされます。 - URLを共有
生成されたURLがクリップボードにコピーされるので、チャットやメールにペーストするだけで共有が完了します。 - 履歴ページで管理
ブラウザから過去のキャプチャ一覧を確認し、必要に応じて削除やダウンロードが可能です。
動画キャプチャの手順
Gyazo Videoを使うと、最大7秒のGIFアニメや動画を録画して共有できます(Pro版はさらに長時間録画可能)。
無料版と有料版(Gyazo Pro)の違い
- 無料版
- アップロード自体は制限なし
- 画像のアクセスは直近10件まで
- 広告が表示される
- GIF/動画録画は7秒まで
- Pro版(月額490円〜/年払い:4,680円)
- 画像のアクセス数は無制限
- 注釈・テキスト挿入・トリミング機能
- 動画の長時間録画(180秒まで)
- 広告なし
→無料版もありますのでまずは無料版から使ってみてください。
サンプルにキャプチャのURLも貼っておきます。


Gyazoのメリット・デメリット
メリット
- キャプチャと共有が一瞬で完了する
- クラウド管理でPCの容量を圧迫しない
- GIF・動画対応で説明用資料作成が簡単
デメリット
- 無料版では履歴が制限される
- URLが外部に漏れると第三者が閲覧できるため注意が必要
デフォルトスクリーンショットとGyazoの処理フロー比較
Gyazoは「キャプチャ → 自動アップロード → URL共有」が1アクションで完結。
デフォルト機能は「保存・添付」が必須のため手間が増えます。履歴や共有管理がオンラインでできるのはGyazoならではです。
項目 | デフォルト機能(例:Windows / macOS) | Gyazo |
---|---|---|
撮影方法 | Print Screen キー or ショートカット(Win:Windows+Shift+S / Mac:Command+Shift+4)を押す | Gyazoアイコンをクリック → キャプチャ範囲をドラッグ |
保存操作 | 撮影した画像をペイントやプレビューに貼り付け → 名前を付けて保存 | 自動でクラウドにアップロード(保存不要) |
共有準備 | 保存したファイルをメールやチャットに添付 | 自動生成されたURLをペーストするだけ |
履歴確認 | ローカルに保存された画像を探す必要あり | Gyazoのマイページから履歴を一覧で確認 |
注釈・編集 | 画像編集ソフトで手動編集が必要 | Pro版ならそのまま注釈やトリミング可 |
所要時間 | 約30秒~1分(撮影・保存・添付まで) | 約5秒(撮影と同時に共有リンク完成) |
また、履歴確認という観点ではコレクションやタグ機能があり、作成したキャプチャにタグを追加しておけばあとからタグ別で整理できたり、コレクション別で画像を整理することが可能です。
私の場合は下記でした。
コレクション:クライアント毎作成、施策別
タグ:クライアントの業務ごとに管理 例)SEO/SNS/GA4/分析等
OCR機能もついており、画像の中身の文字を抽出してくれるため、画像の中に記載された文字さえわかれば該当の画像がHitするのも素晴らしい点です。
ゆえに、毎回画像にコレクションやタグ、メモ等をつけなくても検索だけで該当のスクリーンショットを調べることもできます。
Gyazoの安全性とセキュリティ
GyazoはHTTPS通信を利用し、データは暗号化されています。
Pro版では「非公開URL」設定やアクセス制限が可能で、企業利用でも比較的安全に使える仕様です。
ただし、URL形式での共有はリンク漏えいに注意が必要です。
Gyazoの活用シーン
- 社内マニュアルやチュートリアル作成
- 不具合やUIの改善依頼
- SNSやブログでのクイックな画像共有
- 動画付きのわかりやすい操作説明など
よくある質問(FAQ)
Q1:Gyazoは無料で使える?
→ はい。基本的なスクリーンショットと共有は無料で可能です。
Q2:画像を削除したい場合は?
→ ログイン後の履歴画面から削除できます。
Q3:スマホ版はある?
→ iOS・Androidアプリが用意されています。
まとめ
Gyazoは、スクリーンショットや動画キャプチャを「一瞬で撮影し、一瞬で共有」できる効率的なツールです。無料版から試し、業務効率化が必要ならPro版へのアップグレードを検討するとよいでしょう。
直近10件の画像だけだと、過去を振り返ることなどがしずらいです。必然とPro契約に切り替わるかと思います。
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