【読書メモ】嶋浩一郎のアイデアのつくり方

省察

嶋さんとの出会いはマーケティング学会のセミナーでの出会いだったか、記憶は定かではないんですが参加者としてセミナーに出たときでした。珍しく本からではなく、リアルの出会いが最初でした。

見た目からして不思議感がある方でしたが話が面白く、特に雑貨屋の魅力を語っていたときの嶋さんは楽しそうで、私のBeingの一つでもある「おもしろいおじさん」に近い人でした。

カフェを運営していたりすると、新商品開発、新サービス開発を考えたりします。その際に、そもそもアイデアってどう考えるのだっけ?という疑問のヒントをもらうために読みました。

結論、0から何かを生み出すのではなく、今ある世の中の素材をベースに作られることがほとんどです。

俺が考えたのだ!と言っても結局は、生きていれば触れる情報があり、影響される情報があるのです。

今日1日を振り返ってどうでしょうか。
内省の材料はもちろん、アイデアの材料もあるのですよね。

観省庵の「省」は、内省の意味もあり、自分の中の改善ができそうな行動や感情の振り返りという側面が大きかったのですが、新たにアイデアの材料を見つける振り返りというのも考えていきたいと思いました。

memo

・本のテーマは、情報を片付けないこと
・散らかった情報からアイデアは生まれる
・情報が放し飼いできれば、情報と情報の想定外の出会い=化学変化をプロデュースできる
・高度成長期は「片付けられる人」が活躍できた時代
・情報を生み出すことを目的とする場合、検索を便利にするためのファイリングは、かえってクリエイティビティを阻害する要因になる
・情報を単にトップダウンで目的をもって引き出すのではなく、ボトムアップでカオスから情報を生み出すことのほうが大きな意味がある
・ファイリングはある意味情報にレッテルを貼る行為
・実は情報は多面体の生き物
・情報は時間や環境の違いでまったく違ったパフォーマンスを発揮する
・KJ法に影響を受けた
・カオスを単純化しアイデアに昇華させていく方法はないか?考えた
・目の前の混沌をひとつの言葉にまとめるという作業が、交配そのもの
・異種交配が可能になる環境をつくるためにあえて混沌とした状況を作り出す
・情報のゴミはない。どんな情報だって新しい何かを生み出すポテンシャルがある★
・まず最初に何をするべきか?答えは「情報をとにかく集める」
・本で読んだこと、人から聞いた話、テレビやラジオで耳にしたこと、レストランで隣のカップルがしゃべっていたこと、会社の会議の雑談、とにかく、気になったり、知らなかった情報は躊躇なく全て収集する
・気分はまさにCIAやKGBのエージェント
・集める情報に多すぎることは決してない情報に対して常に貪欲であること
・ただし集めることが目的化してはいけない、気になったことにマーキングしていく
・自分のペースで集める。自分のアンテナにひっかかった気になることだけを集める
・情報を集める5つの目
事実、意見、分析、示唆・疑問、表現
・5つの目で分類することが目的ではないあくまで意識するポイント
・情報源は残しておく
・最も重要なことは「情報無差別主義」
・芸能ゴシップも、考古学の意見、コミケで売られている同人誌で書かれたことも全て等価
・ギャップが爆発力を生む
・落差が大きいことが魅力の本質
・見た目よりも実はこういう一面を持っている人のほうが魅力的に見える
・AV情報の発言からノーベル賞受賞者の発言まで、分け隔てなく躊躇なく情報は集める
・秀逸な発明は日常にある
・具体的な方法:とにかく本や雑誌の場合、付箋を貼る
・おすすめの付箋は:住友3Mから出ているフラッグポインター
細い、透ける、印刷もできる
・視覚・聴覚情報は「二軍ノート」へ
・二軍から面白いと思ったものをセレクトし「一軍ノート」へ
・二軍に書いたあとはウイスキーのように1ヶ月は寝かせる
・一軍ノートの書き写す道具「ペリカーノジュニア
・情報ななんのラベルもつけないまま放牧する
・No.だけつける



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