ブルーベリー狩りのシーズンが来て農園は賑やかです。
今年(26年)は気温の影響でハスカップの収穫量はかなり減ってしまいましたが、ブルーベリーは豊作です。
その分摘み取りも一苦労。冬にジャムで使うためのブルーベリーも一つ一つ摘み取る必要があります。
摘み取りの作業は、色々思考を巡らせることも思考をしないこともあります。
今回は思考を巡らせて気付いたこと。
それは、一度に大量のブルーベリーを収穫しようとしないことです。私たち人間の手は2つで、片手のサイズはそれぞれ決まっています。片手で「少しでも早く」と思い、欲張ろうとするとせっかく収穫したベリーたちが手の隙間からコロコロと落ちてゆきます。
そこで「あ、これは人生と同じだ」と気づくのです。
自分の限界(器)に対して、何かを入れようとすると隙間から知らず知らずのうちに何かが抜け落ちていくのです。
収穫できた!と思っても、目を瞑っても、こぼれ落ちたブルーベリーはしっかり地面に落ちている事実がある。
小さなことですが、その事実を認識することが必要です。
対処法です。
・落ちたものはしっかりとケアして、次は落とさないと再認識する
・落ちた事実に目をそらさず、荷物の点検をする
・欲張らず少しずつ収穫し、丁寧にカゴに入れる
人生の場合、仕事の場合も同じく、「何かが抜けたと」事実があったら事実に目を逸らさず、自分がたくさんの荷物をもっていないか?と問いかけをすることです。事実が抜けたこと自体は、現象ですが、その奥にあるものにじっくり向き合うことです。
荷物が多かったら、整理する必要があるかもしれません。
旅行前に「持っていくもの」と「もっていかないもの」を仕分けるように、
人生というフライトでは常に荷物の点検と仕分け作業が大事。
そして誰もが、最後に乗るあの世へのフライトでは、モノはもっていけません。
最後の出発地点では、それまでの人生で歩んだ感情・想い出のみもっていくことができます。
何かに迷っている人は、踏ん切りをつける勇気を。
一歩踏みだす勇気を。
人生は挑戦の連続です、失敗も成功も感情を味わうためだと思えば、人生の最後のフライトはたくさんの見えないものをもっていけるはずです。
『原風景を残す、守る、作る』
最近意識している自分の中のキーワードです。変化するものとしないもの。残すべきものと、残すべきでないもの。
事業承継、自然保護の団体様の活動を通じて、今向き合う問いです。
開発と保護の両輪で考え、どこに着地点をもっていくか。
経済成長という名目を追い求めていくと、手からベリーがこぼれおちるように
何か私たちの生活から落ちていくものがあるはずです。
誰が指摘するわけでもないので、気付いた大人が守るべきものでしょう。
ベリーを求めて、ベリーを落とす
幸せを求めて、幸せを落とす
人生の矛盾に気づくことが、大切なことだと感じる日々です。
奥さんと運営する季節限定のカフェはこちら。農園情報も載っています。
ぜひ北海道道東にお尋ねの際は遊びに来てください。10月末までの営業です。
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