コンサルタントの道具箱

人的リソース可視化ツール公開。リソースを可視化し施策のミルフィーユを意識しましょう。

2026.05.16  ·  更新: 2026.05.17
人的リソース可視化ツール公開。リソースを可視化し施策のミルフィーユを意識しましょう。

プロジェクトワークの仕事において、初期ヒアリング時に使える人的リソース可視化ツールを公開しました。


わたしもプロジェクトヒアリングの際ざっくり下記で計算しています。
↓↓
https://kanseian.earth/helptool-resource/

人的リソース可視化ツールとは?

チームで1ヶ月どのくらい動けそうか?稼働時間を可視化するツールです。

コンサルティングの仕事は、企業様ごとに大きく所与の条件が異なります。業界特性や、競合、規模などの外部環境、競合観点のほか、内部の観点として、内部資源の多寡が違うのです。

今回はその中でも人材・体制面に焦点をあてています。

中小企業様やNGO・NPOのマーケティングに携わる部門の人数は限られています。
その所与の条件を見定めて提案をしていく必要があります。

施策は短期と中期の視点、効果とコストの観点から、インパクトの高い手順で実施するのが望ましいです。
その前提条件として勘案するのが、人的リソースです。

・資源量の絶対量はどのくらいか?
・足りない場合は調達できるのか否か?
・どの業務をお願いし、どの業務を私が引き受けるのか?

そういったことを共有しながら進められるとスムーズです。

ツールの使い方


チームの人数を入力するだけです。前提として週40時間・月最大160時間を基準にしており、3つのシナリオで使えるリソースを試算します。それだけでおおよそ業務に避ける時間が可視化できます。

例えば
・専任メンバー1人が8H動けるとして、週では営業日は5日なので40H。4週分で160H目安です。
・専任メンバー2人分は、160H×2で320H(理論値)です。

しかし、実際は8Hも稼働できません。社内の会議があったり、他の業務をやっていると1日に動ける稼働時間が4時間などになります。その場合は、月160Hを前提として考えます。(シナリオA)

兼任メンバーの場合は、さらに少ないので50%換算として簡易的に算出しています。
(外部パートナーは30%換算。外部パートナーもフルで動ける場合は専任メンバーでカウントしてください)

この理論値をもとに、時間の配分を考えていく必要があります。

戦略をなぜたてる必要があるのか?それは、資源が限られているからです。
資源が限られていなければ戦略はいりませんと回答します。

多くの企業が戦略をたてるのは、限られている資源の配分の最適解を1度頭で考えるからです。実際には状況をみて臨機応変に対応していく必要がありますが、まずは現時点での情報をもとにした理想を描くことは大事です。しかし、戦略は一度たてて終わりではなく、情報は変わるため、変えていく必要があるため「生き物」です。

例えば、人材の退職や休職はその例です。
都度、事象が発生した際に、情報を更新して描きなおす必要があります。

なにはともあれ、時間量を見積もり、戦略をたてたあとに、施策を実施します。戦略から実施までの間で考えることは、『施策のミルフィーユ』をイメージしたいところです。

施策のミルフィーユとは?


施策のミルフィーユは私の造語です。

時間の母数を見極め、戦略でどのように配分するかを考え、枠を事業ごと、業務ごとなど比率で確保する
確保した枠の中で適切なスキルをもった人材を配置し、やる気をもって動いてもらう。
最後にやってやりっぱなしではなく、振り返りの時間も確保する

このおおまかな全体像を意識するためのものです。ご支援をしてうまくいっている会社様は無意識にこれができているのではと思っています。(これも階層ごとにさらにレベル感があります。が本ブログでは概要のみの説明です。)


階層ごとの例です。一部解説します。例えば、意思エネルギー(やる気や集中力)の確保。メンバーの観点としては意思エネルギーの確保が重要になります。

では意思エネルギーを最大化するには何が必要でしょうか。

健康であること、睡眠をとっていることなどあるのですが、優先度が高いのは「目的を共有すること」が重要です。
つまり、なぜその施策をやるべきか?という理由づけと納得度です。

メンバーに「あなたは何の仕事をしているのですか?」という問いをしたとします。
回答はどちらが理想でしょうか。

A:大航海するための、船を作っているのだ
B:船のパーツを作っているんです

Aのほうが、おおきな目的をもって動けている状況です。
Bはただ、目の前の作業をしている状態です。

確率的には、Aの状態を作っていくほうがいいです。
しかし、実際には状況はそれぞれ。Aからのアプローチでもうまくいかないことはあります。
人によって、やる気の出し方が違うからです。ここも社員様の特性に合わせて考えて行く必要があります。

観省庵では、こうあるべきにまずはとらわれ、事象をもとに、柔軟に対応ができるよう意識しています。

自分の事業としても人に動いてもらうということの難しさをまさに体感しながら進めている状況です・・・

『理論はわかるんですけどねぇ。』に共感する日々です。ぜひ一緒に考えていきましょう。

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