GA4(Googleアナリティクス4)でレポートを見ていると「セッションあたりのビュー」という指標に戸惑ったことはありませんか?
- ページビュー数とは何が違うの?
- 数値が高い・低いはどう判断すればいい?
この記事では、GA4における「セッションあたりのビュー」の意味・定義・正しい読み方を
実務で使える視点まで含めて解説します。
セッションあたりの(ページ)ビューとは何か?
定義(GA4の考え方)
セッションあたりのビューとは、
1回のセッション(訪問)で、平均して何ページ閲覧されたか
を示す指標です。
計算式はとてもシンプルです。
セッションあたりのビュー = ページビュー数(表示回数) ÷ セッション数
計算式
- ページビュー数:300
- セッション数:100
この場合、
300 ÷ 100 = 3.0
1回の訪問で、平均3ページ見られているという意味になります。
ページビュー数、アクティブユーザーあたりのページビューとの違い
ここは必ず押さえておきましょう。
| 指標 | 見ているもの |
|---|---|
| ページビュー数(表示回数) | サイト全体で期間内に何ページ閲覧されたか |
| セッションあたりのビュー | 1回の訪問あたり、期間内に何ページ閲覧したか |
| アクティブユーザーあたりのビュー | 1人のユーザが、期間内に何ページを閲覧したか |
〜あたりのという修飾がきたら、〜あたりの前にあるキーワードが母数になると覚えておくと良いです。セッションあたりのであれば、セッションが母数。アクティブユーザーあたりのであれば、アクティブユーザーが母数です。
ちなみにユーザあたりのビューの計算式は下記です
アクティブユーザーあたりのビュー数= ページビュー数 ÷ アクティブユーザー数

念のため数字の検証をしましたが、ずれはないです。
よくある誤解
×「ページビューが多い=良いサイト」
×「セッションあたりPVが高い=成果が出ている」
どちらも間違いです。
なぜGA4で重要視されるのか?
UA(旧Googleアナリティクス)では、
- 直帰率
- 平均ページビュー数
がよく使われていました。
しかしGA4では、
- イベントベース
- エンゲージメント重視
という思想に変わっています。その中で、「ユーザーが1回の訪問で、どれだけコンテンツを見たか」を
シンプルに把握できる指標がセッションあたりのページビューです。
この数値が高いほど、訪問者がより多くのコンテンツを探索し、エンゲージメントが高いことを示しています。
ただし、サイト構造が分かりにくいことが原因で、結果として閲覧数が多くなっている可能性もあるため、一概に良し悪しを判断することはできません。近年のユーザー行動の傾向として、明確で強いニーズがない限り、ユーザーは短時間で離脱するケースが増えており、このような状況は以前ほど頻発しにくくなっています。しかし例外として、「使い方が分かりにくいサイト」では、目的の情報にたどり着けず、ページを行き来する行動が発生することがあります。実務上の経験では、こうした傾向は中小企業のBtoB企業様のサイトで見られることが多いと感じています。
重要なのは、指標はあくまで「結果」を示しているにすぎないという点です。数値そのものを評価するのではなく、「なぜこの数字になっているのか」「どのような背景で生じた数値なのか」を丁寧に考える癖をつけていきましょう。
セッションあたりのページビューの正しい読み方
高い場合
- 情報収集型サイト(ブログ・メディア)
- 商品比較ページ
- ナレッジ・FAQサイト
👉 回遊設計がうまくいっている可能性が高い
低い場合
- LP(1ページ完結)
- 問い合わせ・予約特化ページ
👉 必ずしも悪いとは限らない
重要な視点
セッションあたりのページビューは「文脈指標」であり、「成功指標」ではないです。
つまり、
- CVが目的なのか
- 情報理解が目的なのか
によって、高い・低いの評価基準は相対的変わりうるということです。
よくある勘違い3つ
① 高ければCVRも高い?
必ずしも言えませんが、商品を複数比較して購入する場合は高くなる傾向があります。
② 低い=直帰している?
直帰しているとは限りません。ただし1セッションあたりのページビュー数が、2ページに満たない状態の場合は直帰の可能性も高いのでエンゲージメント率と合わせて考えましょう。
③ ページ改善はPVを増やすべき?
目的次第
- 読ませたい → 内部リンク・関連記事
- すぐに申込みしてほしい → CTA最短導線
全く戦略が変わります。まずは自社のサイトですでにCVしてくれたユーザの方の行動と比較して考えましょう。経験上は、CVしたユーザの行動平均ではページセッション数は高くなる傾向があります。
実務でのポイント
① ページタイプ別に見る
- 記事ページ
- 一覧ページ
- LP
を混ぜて平均を見るのはNGです。
できる限り同じ機能をもったコンテンツごとの平均でみることをおすすめします。
② 流入元別に比較する
- 自然検索
- SNS
- 広告
どの経路からの流入が回遊しやすいかがわかります。
③ 他指標と必ず組み合わせる
- エンゲージメント率
- キーイベント率
- CVR
単体評価はしない、これが鉄則です。指標は組み合わせることで立体的に事実が浮かびあがります。
単体指標ではなく、掛け合わせでユーザ行動を観察しましょう。
探索レポートでの見方
探索>自由形式です、
① 左側「変数」パネルを見る
左側に次のようなエリアがあります。
- ディメンション
- 指標
- セグメント
「指標」の横にある「+」をクリック
② 指標を検索して追加
検索窓に以下を入力し、チェックを入れます。
- セッション
- ページビュー
- セッションあたりのページビュー
チェック後、右上の 「インポート」 をクリック。
変数に追加された指標を、設定エリアの値に挿入してください

ディメンションを追加しましょう。今回はランディングページを設定します。以下最終画面です。
表示回数/セッションになっていることがわかるかと思います。

他にもディメンションを、セッションのデフォルトチャネルグループに変更すれば、流入元別のセッションあたりページビューがわかり流入経路ごとの評価もできます。
まとめ
最後に要点を整理します。
- セッションあたりのページビューとは1回の訪問で何ページ見られたか
- 回遊量を見る指標であり、成果指標ではない
- 高い・低いの評価は「サイトの目的次第」
- エンゲージメントやCVと必ずセットで見る
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